「WordPressでサイトを作るのにどのレンタルサーバーを選べばいいんだろう?」
「各レンタルサーバーのスペックなど比較して、失敗せずに選びたいな。」
WordPressで必須なレンタルサーバー。
有名なところだと、エックスサーバー・ConoHa WING・ロリポップ・さくらのレンタルサーバーなどさまざまなものがあります。
しかし、数多いがゆえ、選ぶ際に迷ってしまう方は多いかと思います。
僕もWordPressを使いはじめて3年ほどですが、いろいろ比較をしつつ3つのレンタルサーバーをメインで使ってきました。
しかし、その中で以下のような失敗してしまう方もいます。
- 有名な人や知り合いがオススメしていたサーバーを選んだ
- キャンペーンをやっていて、なんとなくよさそうなものを選んだ
- 料金だけ比較して安いものを選んだ
要するに「なんとなく」選んでしまったケースですよね。
正直、レンタルサーバーをなんとなく選んでしまうのはギャンブルでしかありません。
レンタルサーバーを選ぶ上で一番重要なことは、目的に合ったものを選ぶことです。
たとえば、安いレンタルサーバーを選んでしまうことで、
- スペックが足りない
- 表示速度が遅くSEOのネックになる
といった問題が発生することがあります。
恥ずかしながら、僕もなんとなく選んでしまったがゆえに途中でレンタルサーバーを変更した人です。
しかもサーバーのことをまったく知らなかったわけではなく、エンジニアとしてサーバーに触れる機会がたくさんあったのにです。
・・・正直、どのレンタルサーバーを選んでも、大した違いはないだろうと思っていました。
今回あらためてサーバーの比較をしてわかったことが2つあります。
- 思った以上に複雑で、難しい単語もたくさんあってわかりづらい
- とはいえ、各レンタルサーバーで強み弱みがある
たぶん、サーバーのことをよく知らない方がゼロから各サーバーの比較をしようと思ったら、1ヶ月以上かかってもおかしくありません。
それくらいサーバーはわかりづらく複雑なものです。
でも、安心してください。
本記事では、その複雑なレンタルサーバーをなるべくわかりやすく解説していきます。
とくに下記3つのポイントを重視し、WordPressでサイトを運営するうえでオススメなレンタルサーバーのみ紹介します。
- WordPressサイトを運営するための機能が備わっている
- サポートがしっかりしていて、初心者でも安心
- WordPress利用者にアンケートを取った結果、満足度が高かった
レンタルサーバーを比較した記事は世の中にたくさんありますが、機能だけを比較したものが非常に多いと感じました。
そのため、以下のようにアンケートを取り、利用者が多いものや満足度が高いレンタルサーバーを分析しました。
※画像をクリックするとアンケート結果詳細の画像が見られます。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:WordPress利用者105名
- 調査期間:2021年7月
アンケートを実施したことにより、表面上でわかる各レンタルサーバーのメリット・デメリットだけでなく、本当のメリット・デメリットがわかってきました。
そのアンケート結果や機能面などで今回比較した5つのサーバーの評価を比較すると以下の通りです。
レンタルサーバー | 総合評価(10点満点) |
---|---|
ConoHa WING | 9.25 |
エックスサーバー | 9.00 |
ロリポップ | 7.88 |
mixhost | 7.38 |
さくらのレンタルサーバー | 7.00 |
各サーバーの評価は、7つの側面で評価した総合評価となっています。
ちなみに、本記事は詳しく解説しようと思った結果、非常に長くなってしまいました。
なので、それほど長い記事を読みたくない方や早く結論を知りたい方向けにスライド8枚でまとめてあります。
※画像をクリックすると拡大できます。
点数が低いものも、目的によっては向いているサイトもあります。
そのため、サイトを運営する目的に合わせて最適なレンタルサーバーを選んでいただければと思います。
本記事で紹介するレンタルサーバーは以下5つです。
- ConoHa WING・・・人気上昇中でコスパも機能も抜群
- エックスサーバー・・・国内シェアNo.1で機能がトップクラス
- ロリポップ!・・・最低限の機能が備わっていて安い
- mixhost・・・アダルトサイトも運営できて高機能
- さくらのレンタルサーバ・・・運営歴が非常に長くて安心
そもそもレンタルサーバーとは何なのか?の部分から解説をするので、初心者の方もぜひ見ていってください。
それでは詳しく見ていきましょう。
フリーランスへWordPressでのサイト制作を依頼したい方は、お気軽にミツキまでお問い合わせください。
お見積りや簡単なご相談であれば、無料にて承っています。
お問い合わせフォームかTwitterのDMよりご連絡いただければと思います。
そもそもレンタルサーバーとは
レンタルサーバーは、レンタルサーバー会社から格安で借りられるサーバーのことです。
そのサーバーとは、端的にいうと高スペックなパソコンのようなものです。
通常、サーバーを自社で持とうと思うと購入費用・運用費用にかなりのお金がかかってしまいます。
そして、僕もエンジニアとしてサーバー周りの仕事をしていましたが、以下の点が大変です。
- 目的に合わせたスペックのサーバーを選ぶ必要がある
- 目的に合わせて最適な形でサーバーを構築する必要がある
- 24時間365日監視し、何かあったら即対応しなければならない
- サーバーは高温になるので、専用の部屋を用意して温度管理する必要がある
一例ですが、大変なのが少しはイメージつくかと思います。
費用がかかる上にスキルがないと構築・運用はできません。
そんな時に役に立つのがレンタルサーバーです。
レンタルサーバー会社があなたの代わりに以下のことをやってくれて、月々1,000円前後~使用できます。
- WordPressに合わせたスペックでサーバーを構築
- WordPressサイト運営のためのさまざまな機能を実装
- 24時間365日監視して、何かあればすぐに対応
利用する側としては、とくに意識する必要ありませんが、一つのサーバーに対して複数人が割り当てられます。
別のもので例えると、賃貸マンションの賃貸人(管理会社・大家さん)と賃借人(居住者)の関係と似ています。
- 賃貸人:賃借人が住みやすいようにマンションを管理
- 賃借人:賃貸人にお金を払ってマンション1部屋(場合によっては複数部屋)を借りて住む
- レンタルサーバー会社:利用者が利用しやすいようにサーバーを構築・管理
- レンタルサーバー利用者:目的に合わせてレンタルサーバーを借りてWebサイトを運営
そんなレンタルサーバーですが、代表的なものとして3種類のものがあります。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーの種類は以下の3つです。
- 共有サーバー(共用サーバー)
- 仮想専用サーバー(VPS)
- 専用サーバー
それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
共有サーバー(共用サーバー) | 上記で解説した通り、一つのサーバーを複数人で共有するタイプとなります。 基本的なサーバーの運用管理は会社がやってくれるので、サイト運営に集中できます。WordPressなど利用目的がはっきりしていて、サーバーで操作すべきことが限られる場合に向いたタイプです。 |
専用サーバー | 専用サーバーはその名の通り、1台のサーバーを1ユーザーで独占するタイプです。 OS周りから自由に扱えます。ほかの人の影響を受ける心配はありませんが、その分ほかの2つのタイプと比較するとコストは上がります。 |
仮想専用サーバー(VPS) | 仮想専用サーバーは、1台のサーバーを複数人で共有するのは共有サーバーと同じです。 サーバーに仮想環境を作り、利用者1人ひとりが専用サーバーのように使用できる形です。 |
レンタルサーバーの概要は以上ですが、レンタルサーバーを使うのはどのようなメリットがあるでしょうか?
レンタルサーバーを使うメリット・デメリット
すでに触れた通り、レンタルサーバーを使うことでいろいろなメリットがあります。
挙げられるだけ挙げると以下の通りです。
- 自分でサーバーを購入する費用が浮く
- トータルで見るとサーバーにかかる費用が減る
- 自分でサーバーを管理・運用する手間が減る
- サーバーを管理するための高度なスキルを体得しなくてよい(多少のスキルは必要)
- サーバー自体の障害に関しては会社が対応してくれる
- なにかわからないことはサポートに聞けば教えてもらえる
- マニュアルが整っている
正直いいことだらけですが、その一方でデメリットになりうることもあります。
- アダルトサイトなど会社の規約によって運営できないことがある
- 共有サーバーの場合は複数人でひとつのサーバーを使うことになるため、セキュリティのリスクが高まる(ハッカーから狙われる数が多い)
ふたつ目のデメリットに関して、デメリットではありますが、自分でサーバーをもつ場合はご自身でセキュリティ対策をする必要があります。
レンタルサーバーの場合はプロが基本的なセキュリティ対策をしてくれるので、他の人が原因で脆弱性が見つかったとしても影響を受ける可能性は低いようになっています。
それでは、WordPressサイトを運営する場合、どのようなレンタルサーバーを選べばよいでしょうか?
WordPressに適したレンタルサーバーの要件
WordPressに適したレンタルサーバーの要件は以下の通りです。
必須のものと任意のものがあり、任意のものは目的によって含まれているか確認するとよいでしょう。
- 上記で解説した種類の中から共有サーバーで問題なし
- WordPress簡単インストール機能がある
- 料金は月額500円~1,500円前後のもの
- ディスク許容量が100GB以上あること
- 無料で独自SSL化できること
- バックアップ/リストア機能があること
- サーバー稼働率が99.99%以上
- WordPressを制限なしで複数設置できる
- WordPress簡単移行機能(コピー)がある
- FTPアカウントを制限なく作成できる
- プラン変更がしやすい
- 電話やメールでのサポートがしっかりしている
詳しくは後述の比較ポイント部分で解説をしていきます。
それでは、上記の要件を満たしたレンタルサーバーはどのようなものがあるでしょうか?
WordPress向けレンタルサーバー比較表
数多くのレンタルサーバーがある中、今回は5つのサーバーを徹底比較しました。
今回5つに絞ったのは、まず以下の点を満たしているからです。
- 知名度が高い(利用している人が多くググると不明点の解消がしやすい)
- アンケートを取った結果、利用者も一定数いて満足度も高い
- WordPressサイトを運営するための機能が整っている
結論として、比較した結果は以下の表の通りです。
※プランはWordPress運営での要件を満たし、よく使われるものとしています。
ConoHa WING | エックスサーバー | ロリポップ | mixhost | さくらのレンタルサーバー | |
---|---|---|---|---|---|
総合評価(10点満点) | 9.25点 | 9.00点 | 7.88点 | 7.38点 | 7.00点 |
オススメプラン | ConoHa WINGベーシック | スタンダード(旧X10) | ハイスピード | スタンダード | スタンダード |
1.費用 | 8点 | 5点 | 10点 | 6点 | 10点 |
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 | 0円 | 1,048円 |
月額費用 |
|
|
|
| 524円 |
36か月使った場合の費用 |
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2.パフォーマンス | 10点 | 10点 | 8点 | 10点 | 8点 |
表示速度(PageSpeed Insights) |
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|
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|
ブラウザキャッシュ機能 | 〇 | 〇 | 〇 | △ ※WordPressのプラグイン使用 | △ ※WordPressのプラグイン使用 |
3.キャパシティ | 10点 | 10点 | 10点 | 9点 | 6点 |
ディスク容量 | 300GB | 300GB | 320GB | 250GB | 100GB |
WordPress上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 50個まで |
転送量 | 27TB/月 ※1日あたり900GB | 900GB/日 | 900GB/日 | 18TB/月 ※1日あたり600GB | 700GB/日 |
4.機能性 | 9点 | 10点 | 6点 | 8点 | 4点 |
WordPress 自動インストール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
インストール しやすさ(所感) | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
サーバー開設と同時にWordPressインストール | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
WordPress 簡単移行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
FTPアカウント数上限 | 制限なし | 制限なし | 1 | 制限なし | 1 |
ドメイン毎のPHPバージョン変更 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ドメイン取得 | 2つ無料 | 1つ無料 ※24か月以上の契約 | 1つ無料 ※12か月以上の契約 | 1つ無料 | △ 初期ドメインは有料 |
5.操作性 | 10点 | 8点 | 7点 | 6点 | 5点 |
プラン変更の しやすさ | ◎ すぐ変更可能 | 〇 20日までの申し込みで翌月から | △ 上位への変更のみ可 | ◎ すぐ変更可能 | × 新規申し込みが必要 |
管理画面の 操作しやすさ(所感) ※5点満点 | 5点 | 4点 | 4点 | 3点 | 4点 |
マニュアルの わかりやすさ(所感) ※5点満点 | 5点 | 5点 | 4点 | 5点 | 3点 |
6.セキュリティ | 10点 | 10点 | 6点 | 8点 | 6点 |
独自SSL | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
バックアップ | 14日分自動バックアップ | 14日分自動バックアップ | 7日分自動バックアップ ※月額330円 ※ハイスピードプランの場合は無料 | 14日分自動バックアップ | 8世代 |
ベーシック認証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
海外からの アクセス遮断 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
7.安心感 | 8点 | 9点 | 9点 | 6点 | 8点 |
無料お試し | × | 10日間 | 10日間 | × | 2週間 |
メールサポート | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 平日10:00-18:00 | 24時間365日 |
電話サポート | 平日10:00-18:00 | 平日10:00-18:00 | 平日10:00-18:00 | × | 平日10:00-18:00 |
運営実績 |
|
|
| 5年以上 |
|
エラーの少なさ | サーバー稼働率99.99%以上 ※SLA | サーバー稼働率99.99% | サーバー稼働率99.99% | サーバー稼働率99.99%以上 ※SLA | サーバー稼働率99.99%以上 |
利用者の人気度 | 9点 | 10点 | 7点 | 6点 | 9点 |
公式サイトへのリンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
- 2021年7月時点で公式サイトに掲載されている情報をもとに記載しています
- 操作性など一部に所感が含まれています
- 利用者の人気度は後述のアンケート結果詳細をご参照ください
各比較ポイントについては、後ほど詳しく解説をしていきます。
各サーバーを利用した満足度をアンケート取りました
上記の表の中で、利用者の人気度について記載をしていますが、以下のようにアンケートを取った結果をもとに点数をつけています。
※画像をクリックするとアンケート結果詳細の画像が見られます。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:WordPress利用者105名
- 調査期間:2021年7月
アンケートは、以下のような質問形式で取りました。
- あなたがWordPressで使用しているレンタルサーバーはどれですか?
- 使用しているプランを教えてください。
- 価格感における満足度を5段階で教えてください。
- パフォーマンスに関する満足度を5段階で教えてください。
- キャパシティに関する満足度を5段階で教えてください。
- 機能性に関する満足度を5段階で教えてください。
- 操作性に関する満足度を5段階で教えてください。
- セキュリティ面に関する満足度を5段階で教えてください。
- 安心感に関する満足度を5段階で教えてください。
- 上記のレンタルサーバーを選んだ理由を簡潔に教えてください。
- 上記のレンタルサーバーでとくに満足している点や選んでよかった点を教えてください。
- 上記のレンタルサーバーでとくに不満を持っている点や改善してほしい点があれば教えてください。
比較表の項目と合わせる形でアンケートを取ったので、公式サイトに掲載されている内容と対比してわかるようにしてあります。
アンケート結果を集計した表については以下の通り。(いずれも5点満点)
ConoHa WING | エックスサーバー | ロリポップ | mixhost | さくらのレンタルサーバー | |
---|---|---|---|---|---|
総合評価 | 4.34点 | 4.30点 | 4.04点 | 4.16点 | 4.32点 |
1.費用 | 4.29点 | 4.15点 | 4.16点 | 4.00点 | 4.63点 |
2.パフォーマンス | 4.38点 | 4.30点 | 4.11点 | 4.38点 | 4.50点 |
3.キャパシティ | 4.50点 | 4.38点 | 4.00点 | 4.63点 | 4.50点 |
4.機能性 | 4.42点 | 4.43点 | 4.00点 | 3.75点 | 4.38点 |
5.操作性 | 4.29点 | 4.18点 | 4.00点 | 4.00点 | 3.75点 |
6.セキュリティ | 4.21点 | 4.20点 | 4.00点 | 4.13点 | 4.25点 |
7.安心感 | 4.29点 | 4.48点 | 4.00点 | 4.25点 | 4.25点 |
利用者数 | 24人 | 40人 | 19人 | 8人 | 8人 |
※合計すると99名ですが、残りの6名は上記以外のサーバーを利用している方でした。
利用人数が少なく、比較しづらいため比較対象から除外しました。
また、各サーバーでどの点が優れているかわかりやすいようにグラフにもまとめました。
各ポイントで評価の一番高いレンタルサーバーは以下となります。
- 総合評価:ConoHa WING
- 費用:さくらのレンタルサーバー
- パフォーマンス:さくらのレンタルサーバー
- キャパシティ:mixhost
- 機能性:エックスサーバー
- 操作性:ConoHa WING
- セキュリティ:さくらのレンタルサーバー
- 安心感:エックスサーバー
- 利用者数:エックスサーバー
各ポイントで評価した比較表と反して、さくらのレンタルサーバーの評価が高くなっています。
先に比較表をお見せしましたが、各比較ポイントについて詳しく見ていきましょう。
WordPress向けレンタルサーバーの選び方・比較ポイント
ここからは、WordPressサイトで使うレンタルサーバーの選び方について見ていきます。
大きく7つのポイントから、それぞれ詳細を見ていくので目的に合わせてしっかり選びたい方はぜひ参考にしてみてください。
もし、オススメのレンタルサーバーがすぐに知りたいという方がいましたら、下記リンクをクリックしてスキップしてもらえればと思います。
※オススメレンタルサーバー紹介箇所へジャンプします。
あらためて、比較ポイントとして見るのは以下の7つです。
- 予算と目的に合った費用であること
- パフォーマンスがいいこと
- キャパシティが十分
- WordPressサイト運営のための豊富な機能がある
- 操作性に優れている
- セキュリティがしっかりしている
- サポート面など安心感がある
それぞれ重視したいポイントは変わると思いますが、一つひとつ見ていきましょう。
予算と目的に合った費用であること
まずは、予算と目的に合った費用であることです。
あらためて今回紹介するレンタルサーバーの料金を見ると以下の通りです。
ConoHa WING | エックスサーバー | ロリポップ | mixhost | さくらのレンタルサーバー | |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 | 0円 | 1,048円 |
月額費用 |
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| 524円 |
36か月使った場合の費用 |
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安さだけで見るのであれば、ロリポップとさくらのレンタルサーバーが安いです。
ほかの比較ポイントを見ればわかりますが、機能が豊富であれば高くなり機能を少し抑えれば安くなります。
ひとつ注意点として、サイトを運営していくにはレンタルサーバーに加えてドメインも必要となります。
後述にてドメインについても触れますが、2021年7月時点でさくらのレンタルサーバーはドメインを自分で購入する必要があります。
ほかのサーバーは、契約と同時に永久使えるドメインがついています(※契約プランによります)。
そのため、さくらのレンタルサーバーの場合は上記に加えドメイン代として年間1,000円~も必要です。
当然の話ですが、レンタルサーバーというよくわからないものになると安さで選んでしまう方は多くいます。
自分の体験とアンケート結果からわかったことですが、とくに副業でブログをはじめる方は安さで選んでしまって失敗してしまうことが多いです。
逆にいうと、レンタルサーバーの中には1ヶ月で1万円かかるようなものもあります。
しかし、WordPressで特殊な機能を求めない限りはそれほど費用をかける必要はありません。
月々1,000円強くらいでレンタルサーバーを借りられると思ったら安いと思った方がいいですね。
パフォーマンスがいいこと
ふたつ目の比較ポイントは、パフォーマンスがいいことです。
パフォーマンスのよさは、サイトを運営する上で必ず見る必要があるポイントの一つです。
なぜなら、サイトのパフォーマンスが悪いことで以下のような負の連鎖につながりかねません。
- サイトに訪れたユーザーがなかなか表示されないサイトにイライラする
- サイトに求める期待が達成できずに離脱してしまう(最悪の場合は二度と来なくなる)
- 負の行動データがたまることによってSEOでマイナス評価を受けてしまう
- 多大なる機会損失をしてしまって、あがるはずだった売上があがらない
WordPressでサイトやブログを運営する目的の一番は、売上につなげることかと思います。
しかし、パフォーマンスの悪さにより、目的が果たせないことにつながる可能性が高くなります。
そのため、パフォーマンスがよいかは必ず見なければなりません。
それでは、どのような点でパフォーマンスを見るべきか?
各レンタルサーバーの公式サイトを見ると、下記のような「○○なので表示速度が速い」という文言が目に入るかと思います。
- Webサーバーに○○を採用
- サイト高速化のために独自の○○を採用
- CPUは○○でメモリは○○を使用
もちろんすべて大事な要素ですが、各サーバーのおかれる環境などによってもパフォーマンスが変わるため、上記のような文言を比較してもあまり意味がありません。
大事なのは、実際に同じ構成のサイトを用意して表示速度を比較してみることです。
※一つ例外として、比較表にも書いているブラウザキャッシュ機能はついていた方がいいです。
ブラウザキャッシュ機能とは、一度サイトに訪れた方が再度サイトを開く際にキャッシュを利用することで、速くサイトを表示できるようにする機能のことです。
WordPressのプラグインで対応できるものもありますが、プラグインを入れるとパフォーマンス悪化につながるのであまりオススメしません。
今回各サーバーのパフォーマンスを比較するために、5日に渡って1日数回表示速度を比較しました。
- 表示速度測定ツール:PageSpeed Insights ※Googleの測定ツールです
- 測定期間:2021年7月27日~31日(各日4回)
- 測定対象:8,000文字強の記事ページ
- 測定前にブラウザのキャッシュを削除
- プライベートウィンドウを使用
- すべてのサイト、ドメインは.tokyoを使用
測定対象は、「SEOのキーワード選定の方法」の記事です。
実際に運営しているブログはエックスサーバーですが、ほか4つのサーバーにブログを全く同じ状態でコピーして検証環境を作成しました。
測定している証拠画像
100点満点の指標で、以下のような結果となりました。
※クリックすると画像を拡大できます。
各サーバーの測定値を平均すると以下の通りです。
- ConoHa WING
- モバイル:56.60
- パソコン:93.55
- 平均値:75.08
- エックスサーバー
- モバイル:58.00
- パソコン:91.05
- 平均値:74.53
- ロリポップ
- モバイル:49.45
- パソコン:89.65
- 平均値:69.55
- mixhost
- モバイル:57.00
- パソコン:92.25
- 平均値:74.63
- さくらのレンタルサーバー
- モバイル:49.10
- パソコン:87.05
- 平均値:68.08
上記検証の結果、ConoHa WING・エックスサーバー・mixhostがほぼ横並びでパフォーマンスがよく、ロリポップとさくらのレンタルサーバーは若干パフォーマンスが落ちるという結果でした。
※サイトの作り方や測定する場所によって結果は変わるので、どんな状況でも上記の結果になるわけではありません。
キャパシティが十分
次に、キャパシティが十分であるかも比較ポイントとして見ておきましょう。
キャパシティに関して、見るべきポイントは以下の3つです。
- ディスク容量
- WordPress上限
- 転送量上限
正直今回紹介するレンタルサーバーに関しては、WordPressサイトを運営するだけであればそれほど気にする必要はありません。
それだけ十分なキャパシティがあるからです。
ディスク容量
ディスク容量はなじみ深いかと思います。
要するに、データをどれだけ入れられるかという話です。
各サーバーのディスク容量の上限を見ると以下の通りです。
レンタルサーバー | ディスク容量 |
---|---|
ConoHa WING | 300GB |
エックスサーバー | 300GB |
ロリポップ | 320GB |
mixhost | 250GB |
さくらのレンタルサーバー | 100GB |
さくらのレンタルサーバーのディスク容量が少なめですが、とくに問題ありません。
というのも、WordPressでサイトを運営するうえで必要なディスク容量がそれほど大きくないからです。
僕が運営しているブログのひとつ、110記事ほど入っているもので使用しているディスク容量は0.6GBほどです。
仮に同じくらいのボリュームの記事をこのまま増やしていったとして、100GBに達するのは1万8千記事くらいの計算となります。
当然容量が大きいファイルをアップロードする場合は例外ですが、100GBあれば大抵は間に合います。
WordPress上限
次にWordPressの上限数です。
一部サーバーはWordPressをインストールできる数に限りがあります。
レンタルサーバー | WordPress上限数 |
---|---|
ConoHa WING | 無制限 |
エックスサーバー | 無制限 |
ロリポップ | 無制限 |
mixhost | 無制限 |
さくらのレンタルサーバー | 50個まで |
51位個以上サイトを作ることはないかもしれませんが、仮に51個以上作る場合はさくらのレンタルサーバーは選択肢から外れることとなります。
なお、検証環境を作る場合も1個とカウントされるので、その点注意しましょう。
転送量上限
最後に転送量の上限です。
転送量とは、1日もしくは1ヶ月にどれだけのデータを送受信できるかです。
各サーバーの転送量は以下の通りとなっています。
レンタルサーバー | 転送量 |
---|---|
ConoHa WING | 27TB/月 ※1日あたり900GB/日 |
エックスサーバー | 900GB/日 |
ロリポップ | 900GB/日 |
mixhost | 18TB/月 ※1日あたり600GB/日 |
さくらのレンタルサーバー | 700GB/日 |
mixhostとさくらのレンタルサーバーが少なめとなっています。
転送量は、ファイルをアップロード・ダウンロードする量はもちろんのこと、サイトへ訪れた方がいればサイトを読み込む際のデータ量も含みます。
そのため、大規模なサイトや大量アクセスが見込まれる場合は転送量が多いサーバーを選んだ方が無難です。
WordPressサイト運営のための豊富な機能がある
続いて、WordPressサイトを運営するために大事な点です。
WordPressサイトを運営する向けの機能について、6つの点で見ていきましょう。
ドメイン取得
ひとつ目は、ドメインを取得できるか?という点です。
とくに最近はレンタルサーバーを契約すると、ドメインが無料でついてくるものが多くなりました。
今回紹介するサーバーに関しても、条件はあるものの以下のようにドメインがついています。
- ConoHa WING:2つ無料
- エックスサーバー:1つ無料(12か月以上の契約)※キャンペーン
- ロリポップ:1つ無料
- mixhost:1つ無料(12か月以上の契約)
- さくらのレンタルサーバー:なし
いうまでもなく、ドメインだけで見るとConoHa WINGが最強ですね。
※無料でドメインをもらえる条件などは、各サーバーの公式サイトをご確認ください。
WordPress簡単インストール
今回紹介するレンタルサーバーはすべてついていますが、WordPress簡単インストール機能は必須です。
WordPressのインストールからセットアップの方法にて、WordPressのインストール方法を解説していますが、WordPressのインストール方法は大きく2つあります。
- 簡単インストール機能を使う方法
- WordPressファイルをダウンロードしてきてインストールする方法
普段パソコン操作をそつなくこなせていない限り、後者は結構ハードル高いです。
一方、前者はマウス操作で簡単にWordPressのインストールが可能で、作業時間10分もあれば大丈夫です。
ただし、インストールのしやすさでいうと以下の通り。
- 楽:ConoHa WING、エックスサーバー、mixhost
- 普通:ロリポップ
- 面倒:さくらのレンタルサーバー
すべて使ったことがある僕の経験による所感です。
サーバー開設と同時のインストール
レンタルサーバーの中には、サーバーの申し込み・開設と同時にWordPressをインストールできるものがあります。
対象は以下の3つです。
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- mixhost
レンタルサーバーの契約からWordPressのインストールまで、本当に10分あれば終わります。
僕がはじめてWordPressに触れた2018年にはなかったので、どんどん便利になってきていますね。
WordPress簡単移行
続いて、WordPress簡単移行の機能です。
簡単にいえば、WordPressサイトを別のドメインへまるっとコピーするためのものです。
簡単移行の機能がついているのは以下の4つ。
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- ロリポップ
- Mixhost
簡単移行の機能を使わずにサイトをコピーする場合、やり方はいろいろありますが、面倒ですし不具合が出ることもしばしば。
今回、パフォーマンスを比較するために実際サイトコピーをしましたが、なかなかうまくいかずコピーして4サイト作成するのにトータル10時間くらいかかりました。
これが簡単移行の機能を使うと、3分もあれば済みます。
なので、以下のようなケースでサイトをコピーする場合に非常に役立ちます。
- 検証環境を作成する
- 既存サイトと似たような設定のサイトを作成する
FTPアカウント数上限
次に、WordPressに限らず使用するFTPアカウント数の上限です。
FTPアカウントとは、データベースへアクセスするためのユーザーのことを言います。
制限が特にないものと1アカウント限定のものがあり、分けると以下の通りです。
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- mixhost
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバー
一人でサイトを運営するのであれば、1アカウント使えれば全く問題ありません。
しかし、チームで開発をする場合やサイト制作を委託する場合などは、セキュリティの観点から複数アカウントを使えた方がいいです。
ドメイン毎のPHPバージョン変更
最後に、ドメイン毎でPHPのバージョン変更できるとベターです。
PHPは、プログラミング言語のひとつで、WordPressはPHPをベースに動いています。
Windowsが8から10に、10から11にアップグレードするようにPHPのバージョンもアップグレードして進化します。
そして、PHPのバージョンが上がると不具合が発生することもあります。
そのため、以下のツイートでも解説している通り、ドメイン毎でPHPのバージョンを変更できるといいです。
一部のレンタルサーバーからPHP8.0が使えるようになったと連絡来ているかもですが、バージョンUPは検証してからにしましょう。
IT業界的にいうと、7.0→7.1など0.1単位のバージョンアップは小さめのアップデートですが、7.4→8.0のような1の位が変わるのは大きいアップデートで影響範囲が大きいので😇
— ミツキ🤓SEO主軸のフリーランス複業パパ (@ptnimz1987) July 13, 2021
エックスサーバーとかならドメイン単位でPHPのバージョン変えられるので、
①安いドメインを一つ買う
②検証したいサイトを簡単移行
③検証ドメインだけPHPバージョンアップ
④挙動やデザインなど問題ないか確認
してから、メインサイトのバージョン上げましょ。— ミツキ🤓SEO主軸のフリーランス複業パパ (@ptnimz1987) July 13, 2021
一部のレンタルサーバーからPHP8.0が使えるようになったと連絡来ているかもですが、バージョンUPは検証してからにしましょう。
IT業界的にいうと、7.0→7.1など0.1単位のバージョンアップは小さめのアップデートですが、7.4→8.0のような1の位が変わるのは大きいアップデートで影響範囲が大きいので。
エックスサーバーとかならドメイン単位でPHPのバージョン変えられるので、
- 安いドメインを一つ買う
- 検証したいサイトを簡単移行
- 検証ドメインだけPHPバージョンアップ
- 挙動やデザインなど問題ないか確認
してから、メインサイトのバージョン上げましょう。
ドメイン毎にPHPのバージョンアップできるのは、以下のレンタルサーバーです。
- エックスサーバー
- ロリポップ
- mixhost
PHPのバージョンアップの検証を考慮するのであれば、上記いずれかがいいですね。
操作性に優れている
比較ポイントの5つ目は操作性です。
操作性に関しても、3つの観点で見ておきましょう。
管理画面が操作しやすい
まずは、管理画面の操作性です。
管理画面とは、サーバーのあらゆる操作をする画面のことで、レンタルサーバーによりそれぞれ特徴があります。
各レンタルサーバーの画面ショットをお見せすると以下の通りです。
さくらのレンタルサーバー
管理画面のトップページは上記の通りですが、mixhostのみ各設定画面がところどころ英語になっています。
なので、管理画面の操作のしやすさはmixhost以外がよいと言えるでしょう。
マニュアルがわかりやすい
次にマニュアルのわかりやすさについてです。
「ConoHa WING 使い方」などで検索してみると、各レンタルサーバーのマニュアルが出てきます。
完全なる所感ですが、マニュアルのわかりやすさは以下の通りです。
レンタルサーバー | マニュアルのわかりやすさ(5点満点) |
---|---|
ConoHa WING | 5点 |
エックスサーバー | 5点 |
ロリポップ | 4点 |
mixhost | 5点 |
さくらのレンタルサーバー | 3点 |
正直、公式サイトのマニュアルではわかりづらい部分もあるかと思います。
しかし、今回紹介しているサーバーはいずれも有名で利用者も多いため、使い方を解説してくれている記事がたくさん見つかります。
マニュアルでわかりづらい場合は、ググってわかりやすく解説しているサイトを参考にするのがいいでしょう。
プラン変更がしやすい
操作性の最後はプラン変更のしやすさです。
頻繁にプラン変更するものではないですが、使っていく中で機能が足りなかったりパフォーマンスが悪かったりした場合、プランを変更することで解決することもあります。
その際に、すぐプラン変更できるかどうかは大事です。
各レンタルサーバーのプラン変更についてまとめると以下の通りです。
レンタルサーバー | プラン変更 |
---|---|
ConoHa WING | ◎ すぐに変更可能 |
エックスサーバー | 〇 20日までの申し込みで翌月から変更 |
ロリポップ | △ 上位プランへの変更のみ、すぐに変更可能 |
mixhost | ◎ すぐに変更可能 |
さくらのレンタルサーバー | × プラン変更不可(変更する場合は新規で申し込む形) |
さくらのレンタルサーバーは、プラン変更ができないので注意が必要です。
サイト運営の目的にもよりますが、プラン変更を柔軟にできるサーバーを選んでおくのが無難でしょう。
セキュリティがしっかりしている
6つ目の比較ポイントを見ていきましょう。
サイトを運営するうえで、守りの部分で重要なセキュリティの面です。
WordPress側でできるセキュリティ対策もありますが、サーバー側でできるセキュリティ対策として4つ紹介します。
独自SSL化ができる
まずは、独自SSL化できるかどうかです。
今回紹介する5つのサーバーはいずれも無料で独自SSL化できます。
そもそも独自SSL化とは何なのか?というと、SSL化されているサイトとされていないサイトを見てみるとわかりやすいです。
独自SSL化されているサイト
独自SSL化されていないサイト
「保護されていない通信」と出てしまっているのがSSL化されていない証拠です。
当然、サイトに訪れた方の信頼性は落ちてしまいますし、SEO面で見てもマイナスになってしまいます。
そのため、SSL化できるかどうかは非常に重要です。
バックアップ・リストア機能がついている
次にバックアップ・リストア機能の有無です。
ご存じの方も多いかと思いますが、バックアップを取っておくことで以下のような不測の事態に備えられます。
- 誤ってデータを削除してしまった
- ハッカーによりウイルスを入れられてしまった
僕も実際2つ目を経験したことがあり、本サイト含め運営しているサイトすべてが一度なくなりかけました。
しかし、バックアップがあったため、バックアップデータより復旧し現在もサイトを運営できています。
そんな重要なバックアップ機能に関して、各サーバーの機能は以下の通りです。
レンタルサーバー | バックアップ機能 |
---|---|
ConoHa WING | ◎ 14日分自動バックアップ |
エックスサーバー | ◎ 14日分自動バックアップ |
ロリポップ | △ 7日分自動バックアップ ※1ヶ月330円 |
mixhost | ◎ 14日分自動バックアップ |
さくらのレンタルサーバー | 〇 8日分自動バックアップ |
ロリポップのみ1ヶ月330円という費用がかかってしまいます。
そのため、バックアップの費用は必要経費としてかかると思っておいた方がよいでしょう。
「リストア」はバックアップデータから復元することですが、上記いずれも当然リストアもできます。(ロリポップは330円の中にリストア機能が含まれる)
ベーシック認証がつけられる
続いて、ベーシック認証の機能です。
ベーシック認証とは、サイトをパスワード付きで見られるようにする機能を指します。
見た方がわかりやすいと思うので、ベーシック認証をかけたサイトへアクセスをすると以下のように表示されます。
当然、ユーザー名とパスワードが一致しない限りはサイトを見られません。
なので、下記のようなサイトに有効です。
- 検証環境
- 購入者限定で閲覧可能なコンテンツサイト
- ポートフォリオ用に作ったサイト
個人でブログを運営する場合などはそれほど関係ない話ですが、企業のコーポレートサイトやECサイトの場合はあった方がいいでしょう。
今回紹介するサーバーについては、すべてベーシック認証がつけられます。
海外からのアクセスを遮断できる
セキュリティの最後は、海外からWordPress管理画面へのアクセスを遮断できるかどうかという点です。
イメージすればわかるように、ウイルスを送り込んできたりサイトを攻撃してきたりするのは海外からが圧倒的に多いです。
なので、そもそも海外からのアクセスを遮断することでセキュリティリスクを減らせます。
WordPress管理画面に海外IPアドレスからアクセスさせないようにするには、以下のサーバーが有効です。
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバー
mixhostを除いては、すべてのサーバーが設定可能です。
.htaccessというファイルを編集すればmixhostでも海外からのアクセスを遮断できますが、少し高度なスキルが必要となります。
サポート面など安心感がある
比較ポイントの最後は、サポート面などの安心感についてです。
初心者の方にとってはとくに安心できるものとして、以下のような点について見ていきましょう。
- 無料お試しの有無
- 問い合わせサポートの有無
- 運営実績の豊富さ
- エラーの少なさ
一つひとつ見ていきます。
無料お試しがある
まずは、無料お試しの有無からです。
無料お試しについては、以下の通りです。
- ConoHa WING:なし
- エックスサーバー:10日間
- ロリポップ:10日間
- mixhost:なし
- さくらのレンタルサーバー:2週間
ConoHa WINGとmixhostについては、10日以上の無料お試しがついているので、使用感を実際に試せます。
レンタルサーバーってどんな感じなの?と気になる方は、一度無料お試ししてみるといいですね。
問い合わせサポートがある
続いては、不明点があったときなどの問い合わせサポートの有無です。
問い合わせサポートは、「電話」と「メール」がありますが、レンタルサーバーによって対応しているかどうか異なります。
各サーバーの問い合わせサポートの対応については以下の通り。
レンタルサーバー | 問い合わせ対応 |
---|---|
ConoHa WING |
|
エックスサーバー |
|
ロリポップ |
|
mixhost |
|
さくらのレンタルサーバー |
|
メールサポートは、24時間365日となっていますが、問い合わせできるのがその時間帯というだけで、基本的に返答は日中帯となります。
また、電話サポートについては、対応できる内容が限られていることが多く、電話で対応してくれるのは基本操作方法や契約内容の確認がメインです。
(技術的なサポートは、メールを送るように言われることが大半です)
電話でもサポートしてくれる会社は安心感があっていいですよね。
運営実績がある
続いては、レンタルサーバー会社としての運営実績です。
各社のこれまでの実績としては以下のようになっています。
レンタルサーバー | 運営実績 |
---|---|
ConoHa WING |
|
エックスサーバー |
|
ロリポップ |
|
mixhost |
|
さくらのレンタルサーバー |
|
いずれも5年以上の実績があるため、安心して使えます。
利用者が多いことですでにふれたとおり、何か不明点があったときに問題解決する情報にたどりやすくなります。
エラーが少ない
安心感の最後はエラーの少なさです。
今回紹介するサーバーはいずれもサーバー稼働率が99.99%となっています。
つまり、サーバーがダウンしてサイトへアクセスできないという心配がほとんどありません。
さらに安心できるサーバーの特徴は、「SLAがあること」です。
SLAはサービス品質保証制度の略で、要するにサーバー稼働率が99.99%を下回った場合、お金もしくはサービス利用権を補填してくれるものです。
対象のサーバーは以下の2つがあります。
- ConoHa WING
- mixhost
それぞれのSLAの内容は各サーバーのページをご確認ください。
ここまで、レンタルサーバーの概要や比較ポイントについて解説をしてきました。
続いていよいよオススメのレンタルサーバーについて、それぞれの特徴やオススメどころについて見ていきましょう。
これを選べば大丈夫!WordPressにオススメなレンタルサーバー5選
エンジニア経験10年以上の僕が徹底分析した結果とアンケート結果をもとに、WordPressにオススメなレンタルサーバーを5つ厳選しました。
あらためて、各サーバーの評価を表でまとめると以下の通りです。
評価(10点満点) | ConoHa WING | エックスサーバー | ロリポップ | mixhost | さくらのレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
総合評価 | 9.25点 | 9.00点 | 7.88点 | 7.38点 | 7.00点 |
オススメプラン | ConoHa WING ベーシック | スタンダード | ハイスピード | スタンダード | スタンダード |
1.費用 | 8点 | 5点 | 10点 | 6点 | 10点 |
2.パフォーマンス | 10点 | 10点 | 8点 | 10点 | 8点 |
3.キャパシティ | 10点 | 10点 | 10点 | 9点 | 6点 |
4.機能性 | 9点 | 10点 | 6点 | 8点 | 4点 |
5.操作性 | 10点 | 8点 | 7点 | 6点 | 5点 |
6.セキュリティ | 10点 | 10点 | 6点 | 8点 | 6点 |
7.安心感 | 8点 | 9点 | 9点 | 6点 | 8点 |
利用者の人気度 | 9点 | 10点 | 7点 | 6点 | 9点 |
公式サイトへのリンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
表を見るだけで、各サーバーの強みや弱みがわかるかと思いますが、詳細について特徴やオススメどころなどを見ていきましょう。
機能性と価格の安さがピカイチで満足度No.1「ConoHa WING」
運営会社 | GMOインターネット株式会社 |
---|---|
オススメプラン | ConoHa WINGベーシック (931円/月~) |
WordPress用機能 |
|
特徴
ConoHa WINGは、東証一部上場企業のGMOインターネットが運営するレンタルサーバーです。
WINGパックは、サーバー契約中ドメイン2つが永久無料で使えてとてもお得です。
WordPressを使う上で便利な簡単インストール機能はもちろん、他社から乗り換えをする際に一瞬で移行ができる機能もついています。
はじめてWordPressを使う方にも、ほかのサーバーから乗り換える方にもオススメです。
オススメどころ
ConoHa WINGがオススメな理由はいろいろとありますが、とくにオススメな点は以下の3つです。
- 高機能なのに料金が安い
- WordPressサイト運営のための機能が充実している
- サポートが充実していて安心して使える
機能面を見ると、今回比較した中で一番よかったのは次に紹介するエックスサーバーですが、ConoHa WINGは負けず劣らず機能が充実しています。
にも関わらず、エックスサーバーよりも1万円近く安く使えます。(36か月使用した場合の合計金額)
サーバー周りの管理は最低限にして、よりサイトの改善に努めたい方に強くオススメします。
注意点
ConoHa WINGのネックとなるのは、以下の2点です。
- 無料体験がついていない
- PHPのバージョン変更がサーバー単位
無料体験については、本記事を読んでConoHa WINGに魅力を感じたのであればとくに不要かと思います。
PHPのバージョンに関しては、大きなバージョンアップ(7.xから8.0など)があった場合、一時的に別サーバーで検証するなど工夫が必要です。
※安く済ますなら検証用のドメインを取得、他サーバーの無料お試しを使って検証という形もあり(安いドメインなら数十円で済みます)
利用者の声
ConoHa WINGを使っている方の口コミの一部を紹介すると、以下の通りです。
- 満足している点は、価格的な面とGMOの会社である事の安心感です。昨年からブログを始めたのですが、当初は右も左も分からないところから始めたので、GMOというネームバリューのある会社が提供している安心感と使用しているユーザーからの評価が高い事で決めました。
- 満足していることは、とにかく使いやすいところです。
管理画面も大変みやすく、今のところ操作で困ったことはまだありません。また、ネット上にたくさん使用方法が掲載されているので、問題ありません。
値段が安いところも満足している点です。
- ConoHa WINGの口コミをもっと見る
- 設定がわかりやすかったこと、ちょっと悩んでも利用者が多いので、検索すればほぼ解決するので特に困ったことはありません。
ドメインの登録が別のところになると、登録が煩雑になるので1か所でまとめられたのはよかったです。
ワードプレスの有料テーマのJINがちょっと安く設定できるのも魅力でした。 - 価格と品質のバランスが良い点が特に満足しています。
月当たり1,000円ちょっとしかかからないのに容量が大きく速度が速いのでとても満足しています。
WordPressのセットアップも簡単で助かりました。
ブログやwebサイトを作る方には是非勧めたいです。 - 元々ブログを始めるときに、色んなブロガーの人から情報をもらっていて、一番わかりやすく教えてくれる方が金額も安く動作が早くて初期設定も簡単で使いやすいと言われて選択しました。
あとはちょうどキャンペーンもあったので選びましたが、特に不具合なく動いています。
- 設定がわかりやすかったこと、ちょっと悩んでも利用者が多いので、検索すればほぼ解決するので特に困ったことはありません。
※ConoHa WINGの公式サイトへ飛びます。
※迷ったら、これを選べば問題ありません。
初期費用無料で通常料金:1,320円のところ・・・
で使用できます。
さらに独自ドメインが2つ永年無料です。
※ベーシックプランの場合
詳細は、ConoHa WING公式サイトをご確認ください。
機能性が抜群で利用者数No.1「エックスサーバー」
運営会社 | エックスサーバー株式会社 |
---|---|
オススメプラン | スタンダード(旧X10)プラン (1,081円/月~) |
WordPress用機能 |
|
特徴
エックスサーバーはレンタルサーバーの中でも老舗で、国内シェアトップクラスです。
アンケートでも最も利用者数が多く、WordPressサイトを運営する方から広く人気を集めています。
今回比較したサーバーの中で最も機能性に優れており、「とにかく失敗せずレンタルサーバーを決めたい」という方にオススメです。
オススメどころ
機能面全般的に優れているエックスサーバー、とくにオススメな理由は以下の点からです。
- WordPressを運営するための機能が一通りそろっている
- 運営年数や運営サイト数の多さから実績が十分で安定感抜群
- サポート面もしっかりしていて初心者も安心
安定感抜群なレンタルサーバーで、個人だけでなく多くの企業も使用しています。
本ブログもエックスサーバーを使用しており、何不自由なく使用できています。
一度トラブルがあってブログが表示できなくなった際も、迅速に対応してもらえたおかげで、最小限の時間で復旧できました。
注意点
エックスサーバーは、今回紹介するレンタルサーバーの中では最も料金が高いです。
それでも機能性の高さや管理コストを考えると十分安いですが、とくに個人ブログで利益の見込みが立っていない方にとっては高く感じるかもしれません。
そのため、月額1,000円強かけてもいいという場合で、機能性を求める方にオススメなサーバーです。
利用者の声
エックスサーバーを使っている方の口コミの一部を紹介すると、以下の通りです。
- ページの表示速度が速く、快適な閲覧ができます。
また、ワードプレスのインストールも自動で行ってくれたので、設定も最低限のことをするだけで大丈夫だったのでとても簡単でした。
管理画面も初心者にわかりやすいような作りになっていて、ヘルプも充実しています。 - 有名なレンタルサーバーであるため、不明点があればググると大抵解決できます。また、ドメインも簡単に取得出来、そのまま使用できるため、いろいろと楽である点です。ワードプレスの初期設定なども自動なので非常に便利でした。
- エックスサーバーの口コミをもっと見る
- 弊社自身の事業サイトでもXserverを使用していますが設定画面も分かりやすいですし、ネット上にも沢山の解説ブログや動画があり、サーバー契約初期の際も迷うことなく契約することができました。
クライアント様にも自信を持ってオススメできている点も満足しています。 - マニュアルが充実していて、分からないことがあって検索するとまず公式のマニュアルがヒットする点に満足しています。
それだけマニュアルの質がいいということだし、実際、公式のマニュアルを参考にして解決しなかったことはないくらいです。 - 複数サイトを運営したいため、1つのサーバーに複数のドメインを設定できることが非常に満足しています。
現在サイトを3つ運営していますが、運営上特に困っていることはなく、エックスサーバーを選んで良かったと思います。
- 弊社自身の事業サイトでもXserverを使用していますが設定画面も分かりやすいですし、ネット上にも沢山の解説ブログや動画があり、サーバー契約初期の際も迷うことなく契約することができました。
※エックスサーバーの公式サイトへ飛びます。
※機能の充実さで選ぶならエックスサーバー一択です。
初期費用無料+月額料金20%~OFFキャンペーンを実施中!
です。
(12カ月以上の契約の場合)
詳細は、エックスサーバー公式サイトをご覧ください。
とにかく安いレンタルサーバーを選ぶなら「ロリポップ!」
運営会社 | GMOペポパ株式会社 |
---|---|
オススメプラン | ハイスピードプラン (550円/月~) |
WordPress用機能 |
|
特徴
ロリポップは、ConoHaの運営会社であるGMOインターネット株式会社傘下、GMOペポパが運営するレンタルサーバーです。
高い機能性がありながら、月額550円~使用でき非常にコスパよく使用できます。
多少機能を抑えてもいいのであれば、ライトプランの契約で月額220円~使うことも可能です。
なるべく安くWordPressサイトを運営したい方にオススメです。
オススメどころ
ロリポップは、ほかの4社と比較してとくに以下の点でオススメできます。
- とにかく安い費用でWordPressサイトの運営ができる
- 19年以上、合計200万サイト以上の運営実績があって実績ばっちり
- GMOグループが運営しているので安心
実は、僕も一番最初に使ったのはロリポップでした。
きっかけは知り合いの紹介でしたが、安さとWordPressのインストールのしやすさから3年以上使用しています。
注意点
ロリポップは、WordPressサイトを運営するうえで、以下の点に注意が必要です。
- ConoHa WING・エックスサーバー・mixhostと比較すると表示速度が遅い
- 1データーベースに対して、作れるFTPアカウントが1つのみ
FTPアカウントが一つのみということで、チーム開発やサイト制作を委託する場合に使用するのはオススメできません。
しかし、上述の通り費用を安く抑えられるので、リスクを低くサイトを運営したい個人の方にオススメです。
利用者の声
ロリポップを使っている方の口コミの一部を紹介すると、以下の通りです。
- 安く使えるが一番いいところです。
WordPressのインストールも設定も楽にすんだので手軽にはじめることができました。
ドメインも提携の会社があるのでそこに紐付けするのも簡単にできたので、手軽さがいいと思いました。 - ホームページをアップするときのキャパシティがいいと感じています。
写真と動画を資料としてよくアップするのですが、資料の情報量についてあまり知らず、こんなに多かったと驚きました。
ただ、無事スムーズにアップできているので、キャパシティには満足しています。
- ロリポップの口コミをもっと見る
- 教則本で使っていたレンタルサーバーであるので、多少分からなくても教則本を開けば解決する事が多く選んだ理由です。
料金的にも良心的で、エックスサーバーと迷ったが選ぶプランが多彩だったためロリポップにしました。 - 価格が比較的安いところが魅力だと思います。
プランによると思いますが、ハイスピープランは大変安定しています。使い易く機能性も全然問題ありません。
別のサーバーを使用していましたが、サーバーの移行も容易く出来ました。 - 私の運営しているブログがマルウエアに感染した際、どのように対処すべきかロリポップのサポートに相談をしました。
最初は電話で概要を相談し、その後はメールでやり取りをしましたが実に対応が早く、かつweb初心者の私にもとても分かりやすく対応方法を指示してくれて、とても助かりました。
この時、レンタルサーバーは価格だけで選んではいけないなと心の底から思いました。
- 教則本で使っていたレンタルサーバーであるので、多少分からなくても教則本を開けば解決する事が多く選んだ理由です。
※ロリポップの公式サイトへ飛びます。
※安さで選ぶならイチオシのサーバーです。
2022/4/18から、ブログをはじめる方に力強いスタートパックがはじまりました。
ハイスピードプランの12カ月以上のプランを契約すると、以下のサービスが利用できます。
- WordPress自動セットアップ
- WordPressテーマ(無料のCocoon)自動適用
- ブログの収益化のためのガイド記事
- Amazonギフト券500円分
- 記事執筆で報酬がもらえる
- 優良コンテンツの紹介
詳細は、ロリポップの公式サイトをご覧ください。
アダルトサイトも運営できる高機能なレンタルサーバー「mixhost」
運営会社 | アズポケット株式会社 |
---|---|
オススメプラン | スタンダードプラン (968円/月~) |
WordPress用機能 |
|
特徴
mixhostは、ConoHa WINGやエックスサーバーと並んで表示速度の速いレンタルサーバーです。
今回紹介する5つの中で、唯一アダルトサイトの運営が許されており、それが理由でmixhostを選択される方も多くいます。
レンタルサーバーとしては国内でどちらかというと後発ですが、HTTP/3やSSDなどサイトの表示速度を速くするための技術を早めに導入したことによる、安心感があります。
オススメどころ
mixhostのオススメどころは、WordPressサイトを運営する最低限の機能が備わっていること、そしてアダルトサイトの運営ができることです。
ただし、注意点に書くようにどちらかというと、WordPress初心者よりWordPress経験者向けといえます。
また、サーバーの管理画面が日本人向けというよりは、海外仕様なので海外仕様が好きな方にもオススメです。
注意点
mixhostを利用するうえでの注意点は以下の3つです。
- 無料お試しがついていない
- 電話でのサポートがない(メールのみ)
- 料金が少し高め
利用者の声
mixhostを使っている方の口コミの一部を紹介すると、以下の通りです。
- 大容量かつ、トラブルも少なく、セキュリティーもしっかりしているので、かなり重宝してます。
もう少しサイトのアクセスが上がったときにどんな状態になるかは未知数ですが、もし重くなったら別の上位プランに変更するかもしれません。 - アダルト表現の規制がないところに満足しています。
基本的にどんなことでも書けるので、安心していろんな表現を使えます。
あとは利用者が多いので使い方がわかりやすいところ。わからないことがあっても調べればすぐに解決方法が見つかります。 - 必要十分で余計な機能がなく、必要なものが妥当な価格で提供されていることが満足感につながっています。
サポートについても、返信も早くわかりやすいので、そのあたりも好感度が高いです。
個人でワードプレスのブログ運営をするのに、必要な機能はそろっていて、副業などでブログを始める人にも使いやすいかと思います。
※mixhostの公式サイトへ飛びます。
格安で長い運営実績の安心さが売りのレンタルサーバー「さくらのレンタルサーバ」
運営会社 | さくらインターネット株式会社 |
---|---|
オススメプラン | スタンダードプラン (553円/月~) |
WordPress用機能 |
|
特徴
さくらのレンタルサーバは、老舗のレンタルサーバーで25年以上の実績があります。
古くからあることから、WordPressの使い方を解説した本にも取り上げられることもあり、それが理由で使っている方もいます。
安く利用できる点も特徴のひとつで、なるべく費用を抑えてWordPressサイトを運営したい方に好まれていると言えるでしょう。
オススメどころ
さくらのレンタルサーバーのとくにオススメな点は、安く利用できる点です。
ロリポップと並んで安く利用でき、月額524円~使えます。(ドメイン代が別途かかります)
無料お試しも他社より長く、10日間使えるので契約するかどうかゆっくり検討することが可能です。
注意点
さくらのレンタルサーバーを利用する際に注意すべき点は以下5つです。
- ConoHa WINGやエックスサーバー・mixhostよりパフォーマンスが劣る
- FTPアカウントが1データベースに対して1つのみ
- PHPのバージョン変更がドメイン毎にできない
- WordPress簡単移行の機能がない(他社サーバーからの引っ越しが面倒)
- プランの変更ができない(プランを変更したいときは新規契約が必要)
費用が安いだけにいろいろと制約があります。
上記の点がとくに気にならない方で、安く使いたい方は一度無料お試ししてみるといいでしょう。
利用者の声
さくらのレンタルサーバーを使っている方の口コミの一部を紹介すると、以下の通りです。
- ロリポップなどの安いサーバーはありますが、値段が標準的でなおかつ初心者に優しいのがさくらサーバーだという情報を聞きました。
ワードプレスでブログを運営しようと、お勧めのサーバーを探していたら私自身のお財布事情と考慮して、さくらサーバーのスタンダードプランがあっていると感じたからです。 - 初めてのWordPressによるブログ運営を始めるために、エックスサーバーとどちらが良いか悩みましたが、サーバー選びの紹介ブログや、さくらのサーバの運用方法などが説明されたブログが多く、調べやすさ重視でこのサーバーを選びました。
運営からのメールも親切で安心感があります。 - コストは月額524円と低価格です。
また、WordPressのクイックインストールやSSD対応で高速である点や無料SSLなど、コストとパフォーマンスが高い次元でバランスしている点が、他社に比較してアドバンテージがあった部分です。
※さくらのレンタルサーバーの公式サイトへ飛びます。
まとめ
今回は、WordPressでオススメなレンタルサーバーについて解説をしてきました。
一見難しく見えるレンタルサーバーですが、一つひとつの機能を見ることで各サーバーの強み弱みがわかったかと思います。
今回紹介したレンタルサーバーをおさらいすると、以下の5つです。
- ConoHa WING・・・人気上昇中でコスパも機能も抜群
- エックスサーバー・・・国内シェアNo.1で機能がトップクラス
- ロリポップ!・・・最低限の機能が備わっていて安い
- mixhost・・・アダルトサイトも運営できて高機能
- さくらのレンタルサーバ・・・運営歴が非常に長くて安心
無料で試せるものは無料で試すことで感覚がわかりますし、そもそも月々1000円前後で使えるのは非常に格安です。
あなたの目的に合わせて、最適なレンタルサーバーを選んでサイトを開設していきましょう!
サーバーを選んだあとのWordPressサイトのインストール方法からセットアップについて、以下の記事にて解説をしています。
WordPressのインストール方法を2パターン紹介。実作業時間5分でできるインストール手順とWordPress.orgからファイルダウンロードによるインストール手順を解説。インストール後の必須なセットアップ5つも紹介しているので参考にどうぞ。
WordPressでサイトを開設して、ビジネスを加速させていきましょう。