- WordPressを使うには、プログラミング言語の知識は必要だろうか?
- 必要なら、どのようなスキルが必要か知りたいな。
世界のWebサイトでよく活用されているWordPress。
本ブログもWordPressにて運営しています。
Webサイトを構築・運営するとなると、プログラミングスキルが必要ではないか?と疑問に感じる方も多いと思います。
僕もWordPressを使い始める前にはそう思っていました。
というわけでこんにちは、ミツキです。
本記事は、フリーランスでWebサイト制作やSEOコンサルをしているミツキが解説していきます。
WordPress歴は2022年9月時点で4年ほど。
今までに数多くのサイトやブログを作成・運営してきました。
その経験を基に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】WordPressにプログラミングスキルは必要
まず結論から言います。
WordPressサイトやブログを運営するのに、プログラミングスキルはあった方がよいです。
具体的には、WordPressは次のプログラミング言語が使われています。
- HTML
- CSS
- PHP
- JavaScript
それぞれの用途は異なり、やりたいことによって必要な言語・スキルも変わります。
もし個人ブログが目的であれば、多少のHTML/CSSの知識があれば大丈夫です。
ただし、Webサイト制作やこだわったメディア作りをしたい場合は、PHPやJavaScriptのスキルも必要となります。
それでは、それぞれに関してどのような役割や使い方がされるのか見ていきましょう。
WordPressで最低限知っておきたいプログラミング言語
まず、WordPressを触る上で最低限知っておきたいプログラミング言語の紹介です。
最低限必要なのはHTML/CSSで、どのWebサイトでも必ず使われているものになります。
HTML:マークアップ言語
HTMLはマークアップ言語と言われています。
基本的に、どのWebサイトもHTMLで作られています。
ページ上で右クリックして「ソースコードを表示」を選択すれば、今見ているサイトのHTMLが確認可能です。
HTMLは、サイトを構成するための枠組みと思ってもらえれば大丈夫です。
そして、HTMLの知識はWordPressにおいて以下のように役に立ちます。
- ビジュアルエディタだけでなく、テキストエディタでの編集も可能となる
- HTMLを使わないより、細かい表現が可能となる
- SEO内部施策を行いやすくなる・理解が深まる
実は僕もWordPressをはじめた頃はHTMLがほとんどわかりませんでした。
しかし、HTMLのスキルを身につけたことで表現の幅が広がりました。
CSS:スタイルシート言語
CSSは、ページをデザインするために必要なものです。
HTMLで枠組みされたページに、色つけたりサイズを調整したりと静的な見た目を整える役割があります。
そして、簡単な動きであればCSSでも実現可能です。
たとえば、僕の事業サイトでボタンにマウスでカーソルを合わせると、色が変わるのはCSSで実現しています。
既存のWordPressテーマを使えば、マウス操作のみでデザインを調整する機能がついているものもあります。
しかし、実現したいデザインによっては、自分でCSSをいじる必要も出てきます。
そういった時に細かいこだわりを入れるには、HTMLと合わせてCSSのスキルが必須です。
HTMLとCSSだけで柔軟なWebデザインを実現する方法については、以下の本が勉強になりました。
WordPressをカスタマイズする上でおさえておきたいプログラミング言語
続いて、WordPressをカスタマイズしたり、WordPressでWebサイト制作をする際におさえておきたいプログラミング言語です。
PHP:オープンソースの汎用プログラミング言語
PHPは、WordPressだけでなくさまざまなWebサイトなどで使われているプログラミング言語です。
HTML/CSSだけでは静的なWebサイトしか基本作れません。
しかし、PHPが加わると以下のようなことが実現可能となります。
- さまざまな条件で表示内容を変える
- サイトへ来たユーザーが入力した内容を保存する
- 会員機能をつける
- ユーザー投稿型サイトが作れる
次のJavaScriptはできなくてもどうにかなる場合もありますが、WordPressをカスタマイズするにはPHPが必須です。
ただし、WordPressをカスタマイズできるようになるためのPHPレベルは少し低めです。
WordPress側でいろいろ用意してくれるものがあるので、そちらをうまく活用すればサイトを自在にカスタマイズできるようになります。
JavaScript:オブジェクト指向スクリプト言語
JavaScriptは、Webサイトを動的に見せるために必要な言語です。
たとえば、Webサイトでよく見る以下のようなものはJavaScriptが活用されています。
- スライドショー
- ポップアップでバナーなどを表示させる
- 各要素をスライドイン・スライドアウトさせる
- ラジオボタン・チェックボックスの選択内容によって表示内容を変える
上記以外にもさまざまなことができ、Webサイトを動的で魅力的に見せるために必要なスキルです。
なお、よく耳にするjQueryもJavaScriptで、汎用的に使えるライブラリが用意されています。
なので、JavaScriptと合わせてjQueryも理解しておくと、効率的にWordPressが活用できるようになります。
WordPressで必要なプログラミング言語スキルを習得する方法
ここまでWordPressサイト運営で必要なプログラミング言語を紹介してきました。
どのようなプログラミング言語ができればよいかわかったものの、どのようにスキルを身につけるかわからない方も多いと思います。
プログラミングを学習するには、主に以下の方法があります。
- 本やネット上の情報などで独学する
- オンライン学習講座を活用する
- プログラミングスクールを活用する
- 未経験OKな会社へ転職する
効率的に学習したいなら、個人的にオススメなのは2番目と3番目です。
そして、WordPressができるようになるだけでよいなら2番目、汎用的なスキルを身につけたいなら3番目をオススメします。
オンライン講座:WordPressの基礎や関連言語を効率的に学ぶ
オンラインでプログラミング言語が学べる学習サイトは、ProgateやUdemyなどいろいろあります。
しかし、いずれにおいてもエラーなど不明点が出て、積む可能性があります。
エラーが出て解決しない時や表現したいことが実現できない時など、現役エンジニアのサポートがあると非常に心強いです。
そのような要望に応えてくれるのが、侍テラコヤです。
侍エンジニア塾が運営するサブスク型の講座で、僕も1ヶ月受講したことがあり、本記事に関連したところだと次のことを学べます。
- HTML/CSSで静的なWebサイトを制作する方法
- JavaScript/jQueryを使って動きがあるWebサイトを作る方法
- WordPressの基本的な操作でWebサイトを制作する方法(コーディングなし)
- WordPressのテンプレート構造を学びながらのWebサイト制作方法(テーマを自作する方法もあり)
エンジニアに直接質問ができますし、他にもWebデザインやWebアプリ開発の方法などが学習可能です。
2,980円~学べるので、効率よくWordPressを活用できるようになりたい方にオススメです。
プログラミングスクール:汎用的なスキルを身につける
WordPressだけでなく、汎用的なプログラミングスキルを身につけたいならプログラミングスクールがオススメです。
上記でも少し触れた通り、WordPressで扱うPHPのレベルは少し低めです。
なので、WordPressをカスタマイズできるようになったからといって、PHPで構築されたWebサイト/Webアプリケーションが作れるようになりません。
逆にPHPでWebアプリケーションを作れるようになれば、WordPressサイトのカスタマイズは容易になります。
PHPが学べるスクールとしてオススメは次のようなものがあります。
- テックアカデミー
- コードキャンプ
とくにオススメなのは、僕の別ブログでも解説しているテックアカデミーのPHP/Laravelコースです。
テックアカデミーのPHP/Laravelコースの評判はどうだろう? プログラミング初心者には難しいのかどうか知りたいな。 テックアカデミーで数多くのコースがある中のひとつ、PHP/Laravelコース
もしエンジニアになるためにWordPressのスキルを身につけたいのであれば、PHP/Laravelから入るとより市場価値の高いエンジニアになれます。
先を見据えてスキル習得するようにしましょう。
ちなみに、オンライン講座やプログラミングスクールがオススメと言いながら、僕自身は完全独学です…。
ただ、WordPressだけでなく、PHP/Laravelで構築されたサイトを任されたときにかなり苦戦しました。
なので、もし仮にゼロからプログラミング言語を身につけるなら、間違いなくプログラミングスクールを活用します。
まとめ
今回は、WordPressサイトを扱うために必要なプログラミング言語について解説してきました。
おさらいすると、必要なプログラミング言語のスキルは以下の4つです。
- HTML
- CSS
- PHP
- JavaScript/jQuery
プログラミングスキルが身につけば、WordPressサイトでの表現の幅が非常に広がります。
基礎的なところから着々と身につけていくようにしましょう。
WordPressサイトのカスタマイズなどご用命でしたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。