「WordPressでポータルサイトを作るにはどうすればよいだろう?」
「ポータルサイトを作成するのによいWordPressテーマってどれだろう?」
上記のようにポータルサイトに興味を持って、本記事にたどり着いた方も多いかと思います。
うまくポータルサイトを作れば安定した売上を挙げられますし、企業としては一つの事業の軸にすることも可能です。
ただし、サイト作りに失敗してしまうと苦労やコストがムダになりかねません。
そうならないためにも、Web制作やWeb集客のプロがポータルサイトの作り方についてわかりやすく解説をしていきます。
というわけで、本記事を解説するミツキの簡単なプロフィールは以下の通りです。
失敗しないポータルサイトを作成するために、本記事では以下をテーマに解説していきます。
- そもそもポータルサイトとはなにか
- ポータルサイトを制作する3つの方法
- ポータルサイトにオススメなテーマ
- ポータルサイトの制作・運用の流れ
そもそもポータルサイトとはなに?というところからわかりやすく解説していくので、サイト作り初心者の方も最初から最後までしっかりチェックしていただければと思います。
先にポータルサイトにオススメなWordPressテーマを3つ紹介しておきましょう。
いずれもデザインや機能面が優れており、高度な検索機能がついているので、複数の条件からユーザーが求める記事を探せます。
それでは、基礎知識のポータルサイトとは?の部分から見ていきましょう。
※もしサイト制作やWeb集客を外注したいのであれば、僕の方で対応することも可能です。
ご興味がある方は、Webサイト制作のページをご覧ください。
そもそもポータルサイトとは
まずは、ポータルサイトは何なのか?という部分から、WordPressで作る場合のメリットについて見ていきましょう。
ポータルサイトの概要
ポータルサイトは、簡単にいうとインターネットの入り口となるサイトです。
・・・とよく書かれていますが、わかりづらいですよね。
代表的なポータルサイトとして、以下のようなものがあります。
- Yahoo!
- livedoor
上記のポータルサイトはいずれも、検索機能がついているのでさまざまなページへアクセスでき、メールサービスやニュース・ブログなどのページが見られます。
図解するとわかりやすいと思いますが、以下画像の真ん中の部分がポータルサイトとなります。
ただ、ポータルサイトを作る=Yahoo!を作ると考えると、大変すぎると尻込みしてしまう方もいるのではないでしょうか?
ジャンルの幅が広いとたしかに時間もコストも想定できないほど膨れ上がってしまいます。
そこで最近増えているのがジャンルに特化したポータルサイトです。
また例を挙げると以下のようなポータルサイトがあります。
- SUUMO・・・住宅情報のポータルサイト
- 草津温泉ポータルサイト・・・地域に特化したポータルサイト
- 社内ポータル・・・一企業内のみで使用するポータルサイト
- ランサーズ・・・案件マッチングのポータルサイト
- アメブロ・・・ブログのポータルサイト
少しはイメージ湧いたでしょうか?
WordPressでポータルサイトを作るのであれば、上記でいうとSUUMOの簡易版や草津温泉ポータルサイトなどがオススメです。
逆にランサーズやアメブロなどのポータルサイトはWordPressの機能では微妙なので、制作会社へ依頼して作ってもらった方がよいでしょう。
WordPressでポータルサイトを制作するメリット
ポータルサイトの一部のみWordPressで作るのがオススメと書きましたが、WordPressでポータルサイトを作るのは以下のメリットがあります。
- 安いコストで作れる
- 短い時間で作れる
- プログラミングスキルがあまりいらない
- コンテンツの追加が楽で簡単
仮にWordPressを使わずゼロから作る場合、莫大な費用がかかり基盤を作るだけでも3か月以上かかり、しっかりしたプログラミングスキルが必要となります。
WordPressは、副業でブログをはじめる方もよく使っているCMSなので、初心者でも扱いやすい特徴があります。
WordPressでポータルサイトを制作する方法
それでは、基礎知識は以上としてポータルサイト制作の具体的な方法を見ていきましょう。
基本的に最小構成のシンプルな形で作るのであれば、ブログに絞り込み検索ができる機能をつければポータルサイトになります。
なので、絞り検索の機能のつけ方を3つ紹介します。
方法1.プラグインを使用する
ひとつ目は、プラグインを使用する方法です。
プラグインを使う方法は、以下のような方にオススメします。
- テーマがすでに決まっている
- コーディングのスキルがない
- コストをかけたくない
簡単に絞り込み検索機能をつけられるプラグインがありますが、一点注意点があります。
それは、プラグインをいろいろ入れるとサイト速度が遅くなるという点です。
プラグインは、HTML/CSS/PHP/JavaScriptで主に構成されており、サイトに入れるとその分読み込みに時間がかかってしまいます。
なので、パフォーマンスを重視するのであれば、この後に紹介する2つの方法がオススメです。
具体的手法
絞り込み検索機能をつけるプラグインはいくつかありますが、Search & Filterというプラグインが使いやすいです。
完成形のイメージは下記の画像となります。
サイドバーに検索機能をつけていますが、記事内やヘッダー部分に挿入することも可能です。
ただし、使用しているテーマによって、入れたい箇所に入れるにはコーディングが必要な場合があります。
また、検索ボックスのデザイン変更の機能はついていないので、見栄えをよくするにはCSSなどで調整しなければなりません。
設定の方法は細かく見るといろいろあるので、ググっていただきたいですが、上記のような形であれば以下のコードを入れればいいだけです。
[searchandfilter fields="search,category,post_tag" submit_label="検索する" hierarchical=”,1″]
それぞれの意味としては以下の通りです。
- fields=”search,category,post_tag”・・・ワードとカテゴリーとタグで検索できるようにする
- submit_label=”検索する”・・・ボタンのラベルを変更する
- hierarchical=”,1″・・・カテゴリーを階層で表示する
汎用性はあまり高くありませんが、どんなことができるか気になる方はSearch & Filter
でググってみるとよいでしょう。
方法2.制作会社や制作フリーランスに依頼する
続いての方法は、制作会社やフリーランスに依頼するという方法です。
今や世の中にサイト制作ができる会社やフリーランスは星の数ほどあります。
そのうちの一人が僕ですが、当然外部へ依頼する場合は費用が高くなってしまいます。
すでにサイトがあって検索機能だけつけたいのであれば数万でできますが、ゼロから構築するとなると数十万~数百万かかるのが普通です。
とくに自作テーマ×絞り込み検索機能という形だと100万を下回るのは難しいと言えます。
クラウドソーシングで探せば100万以下でもやってくれる方がいるかもしれませんが、以下のツイートの通り注意が必要です。
WordPressの自作テーマでサイト制作されている方も多いですが、下記の点注意です。
・SEO内部対策が微妙かも
・デザインも他を流用しているかも
・つまり安価の自作テーマは危険なるべく費用を抑えて、集客~コンバージョン・運用のしやすさを考えるなら既存テーマがよいです
— ミツキ🤓SEO主軸のフリーランス複業パパ (@ptnimz1987) June 16, 2021
WordPressの自作テーマでサイト制作されている方も多いですが、下記の点注意です。
- SEO内部施策が微妙かも
- デザインも他を流用しているかも
- つまり安価の自作テーマは危険
なるべく費用を抑えて、集客~コンバージョン・運用のしやすさを考えるなら既存テーマがよいです。
集客もしっかり考えてポータルサイトを作りたいなら、安いのに自作テーマで作るという方に頼ると後で痛い目を見るかもしれません。
なので、もし予算が限られるけどポータルサイトを外部の方へ依頼したいと考えているのであれば、一度集客に強いサイトを作るのが得意な僕にご相談いただければと思います。
方法3.有料テーマを使用する
ポータルサイトを作る最後の方法は、有料テーマを使うというものです。
WordPressテーマは無料から有料までこれまた星の数ほどありますが、中には絞り込み検索の機能がついたテーマもあります。
次の項目でポータルサイト作成にオススメなテーマを紹介していきますが、有料テーマを使うメリットは以下の点です。
- 比較的安価に導入できる(1万~4万円)
- ポータルサイト用にデザインが最初から整っている
- 初心者でも扱いやすいように作られている
- SEO内部対策がしっかりしている
有料テーマは他のサイトとデザインが被りやすいからと敬遠される方もいますが、デザインはコーディングすればいろいろ変えられます。
なので、ご自身でサイトを作るか50万円以下でポータルサイトを作りたいのであれば、有料テーマを活用するとよいでしょう。
次にポータルサイトを作るのに、どのテーマがオススメなのか見ていきます。
WordPressで制作するポータルサイトにオススメのテーマ
ポータルサイトを作るのにオススメなテーマとして3つ紹介します。
ご予算があるなら、WordPressテーマは以下の理由より自作するのがオススメです。
- 自作のWordPressテーマはオリジナルのデザインにできる
- 既存WordPressテーマは使わない機能が含まれる場合もあり、そうなるとムダとなりパフォーマンス悪化の原因にしかならない
- 管理画面が複雑でわかりづらい場合がある(使っていないものも管理画面上に出てしまう)
基本的に40万円~となりますが、自作テーマを使ったサイト制作は僕の方で対応できるので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
ポータルサイトでNo.1のテーマ「TCD GENSEN」
料金(税込) | ¥39,800 |
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オススメポイント |
|
概要 | TCD GENSENは、ポータルサイト向けに作られた高度な検索機能がついたWordPressテーマです。 キーワードやカテゴリー・タグだけでなく、さらに任意のタグから絞り込み検索できる機能があるので、さまざまなポータルサイトに活用できます。 どの有料テーマにするか迷ったら、GENSENにしておけば問題ないでしょう。 |
集客と収益にとことんこだわった洗練されたデザインの「THE THOR」
料金(税込) | ¥16,280 |
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オススメポイント |
|
概要 | THE THORは、集客・収益に徹底的にこだわったWordPressテーマです。 機能面がとくに際立って評価が高く、サイト運営するための仕組みがしっかりと作られています。 |
無料でTHE THORのデモを見る
THE THORの評判を見る
美容系のポータルサイトに打ってつけの「TCD Beauty」
料金(税込) | ¥19,800 |
---|---|
オススメポイント |
|
概要 | TCDのBeautyは、美容室・ヘアサロン向けに作られたWordPressテーマです。 美容室向けとはいえ、カスタマイズすれば他のジャンルでポータルサイトの作成に使えます。 |
収益につなげるポータルサイトを制作・運用する流れ
ここまで、ポータルサイトの基礎知識・作り方の概要、オススメのテーマの紹介をしてきました。
それではここからポータルサイトの具体的な作り方から運用方法について見ていきましょう。
ステップ1.サイトのコンセプトを明確にする
まずやるべきは、サイトのコンセプトを明確にすることです。
コンセプトとして考えるべきは、次の3点です。
- どんなジャンルなのか
- 掲載する情報の軸
- ターゲットを何にするか
コンセプトが決まっていないと、ポータルサイトはまずうまくいかないと言ってよいでしょう。
ポイントは、次のマネタイズとあわせて考えることです。
ステップ2.マネタイズを決める
コンセプトとあわせて考えるべきマネタイズ。
ポータルサイトとして収益化する方法は、主に以下の種類があります。
- アフィリエイト
- アドセンス
- 純広告
それぞれにメリットデメリットがあり、わかりやすく分けると以下の通りです。
- アクセス数勝負:アドセンス、純広告
- アクセス数なくても収益化可能:アフィリエイト
仮に月に30万の売上を挙げようと思ったら、アドセンスや純広告がメインの場合は100万PVほど集める必要があります。
一方、アフィリエイトの場合は、キーワード選びなどうまくやれば1万PVでも30万円の売上を挙げることが可能です。
目的やリソースなどあらゆる面を考慮しながら決めるようにしましょう。
ステップ3.集客方法を決める
次に、集客方法を決めましょう。
Webで集客する代表的なものとしては以下の通りです。
- SEO
- SNS
- 広告運用
既存ユーザーのファン化をはかるためにメルマガや公式LINEを運用する方法もありますが、いったん横に置いておきます。
上記で挙げた集客方法も一長一短あり、簡単に表でまとめると以下の取りです。
集客方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
SEO |
|
|
SNS |
|
|
広告運用 |
|
|
上記のメリットとデメリットをしっかりおさえた上で、適切な集客方法を選びましょう。
ステップ4.作成するコンテンツを決める
コンセプトとマネタイズ、集客方法が決まったら作成するコンテンツを決めていきます。
サイトを運営する際によくある失敗のひとつは、行き当たりばったりでその都度コンテンツを決めることです。
僕もブログをはじめた頃はそうでしたが、理想はコンテンツの作成をはじめる前に100記事分くらいは想定しておきましょう。
というのも、あらかじめコンテンツの内容を決めておくと以下のメリットがあります。
- 収益を挙げるコンテンツが明確になる
- 各コンテンツの繋げ方のイメージがつく
- 外部のライターへ依頼するのも楽になる
ステップ1~3を軸に、どんなコンテンツを作成するか決めていきましょう。
なお、SEOの観点でサイト設計をする方法は、僕の別ブログで解説をしている【無料公開】SEOのキーワード選定の方法をプロが解説を参考にしてみてください。
ステップ5.コンテンツを作成する
作成するコンテンツを決めたら、サイトを立ち上げてコツコツとコンテンツを作成していきます。
細かく流れをお伝えすると以下の通りです。
- WordPressをインストールする
- テーマを入れる
- WordPressの基礎設定をする
- 最低限のデザインを整える
- ポータルサイトの仕組みを整える
以上の手順を経て、コンテンツを作成します。
この時点では、コンテンツも整っていないので、サイトデザインは暫定のもので問題ありません。
コンテンツ作成は、プロのライターで専門知識がある方にお願いするのがベストです。
たとえば、不動産のポータルサイトを作るのであれば、不動産業界に携わった経験があってライターとしてもしっかり実績がある方を指します。
ステップ6.サイトデザインを整える
コンテンツがある程度揃ったら、サイトデザインや導線を整えていきましょう。
大事なポイントは、デザインに凝りすぎはよくないという点です。
美容系などのポータルサイトならデザインを追求するのも大事ですが、それ以外のジャンルでデザインを追求しすぎると沼にハマってしまいます。
さらに、デザインを重視しすぎてパフォーマンスなどに影響を及ぼしてしまうことも少なくありません。
なので、優先順位としてはデザインよりもコンテンツの質です。
ユーザーが求めるものを最大限お届けできるように心掛けていきましょう。
ステップ7.分析しながら改善する
最後は、運用のフェーズで分析しながらの改善です。
ポータルサイトは、作って終わりというわけにはいきません。
SEOで上位を取りたい場合やPVの割にコンバージョン率が低かったりしたら、何が問題か分析して改善していく必要があります。
GoogleアナリティクスやGoogle Search Console、Rank Trackerのツールなどで現状をしっかり分析し、売上を上げるための改善をしていきましょう。
まとめ
今回は、ポータルサイトの作り方とポータルサイト作りにオススメのWordPressテーマを紹介してきました。
あらためてオススメテーマを紹介すると、以下の3つです。
外部の制作会社やフリーランスに依頼すると数十万~数百万かかってしまいますし、プラグインはパフォーマンス面の懸念や機能の制限が危惧されます。
上記のテーマであれば、柔軟性高く洗練されたデザインのポータルサイトを作れます。
ポータルサイトの制作目的をしっかり意識しながら、理想のポータルサイトを作っていきましょう。
ご予算があるなら、WordPressテーマは以下の理由より自作するのがオススメです。
- 自作のWordPressテーマはオリジナルのデザインにできる
- 既存WordPressテーマは使わない機能が含まれる場合もあり、そうなるとムダとなりパフォーマンス悪化の原因にしかならない
- 管理画面が複雑でわかりづらい場合がある(使っていないものも管理画面上に出てしまう)
基本的に40万円~となりますが、自作テーマを使ったサイト制作は僕の方で対応できるので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。