「和風のホームページを作るのにWordPressテーマはどれがよいだろう?」
「旅館、神社、日本料理店で使えるWordPressテーマはあるかな?」
ホームページを作るのに、WordPressは非常に強い味方になってくれます。
WordPressテーマを入れるだけで、初心者の方でもデザイナーが作ったようなサイトを作れて、世界中で利用者がたくさんいます。
ただ、そのWordPressテーマで和風のサイトを作るのに適したものを探すのがなかなか大変です。
僕もWebサイト制作やSEOコンサルの仕事をしていますが、和風のサイトを作るのに適したWordPressテーマは目に触れる機会は多くありません。
というわけで、本記事を解説する僕の簡単なプロフィールです。
和風のサービスというとパッと思いつくものとして、以下があります。
- 旅館
- 日本料理店
- 神社・仏閣
- お寺
- 茶道・華道など芸道
- 能・歌舞伎などの伝統芸能
挙げるとキリがなさそうなので、これくらいにしておきます。
旅館のホームページに関して、京都で有名な旅館のサイトをいくつか見たところ、半数近くがWordPressのテーマを使われていました。
ただいずれもオリジナルテーマだったので、ゼロから作ったものとなります。
ゼロから制作するとオリジナリティ高いサイトに仕上げることは可能ですが、予算として100万以上は見ておく必要があります。
それほど予算を取れない場合、サイト制作の予算は少しおさえてWeb集客の方に予算を使いたい場合は、既存のWordPressテーマはオススメです。
前置きが長くなりましたが、和風のホームページでオススメなテーマとして以下5つがあります。
各テーマについて、実際に使われているサイトを紹介しながら解説をしていきますが、その前にテーマを選ぶポイントやサイト制作のポイントも解説していきます。
ホームページは作って満足するものではなく、ホームページを通じて沢山の方に興味を持っていただいて売上UPにつなげることが大事です。
売上UPにつなげるという観点で大事なポイントを解説していくので、ぜひ参考にしていただければと思います。
※もしサイト制作やWeb集客を外注したいのであれば、僕の方で対応することも可能です。
ご興味がある方は、Webサイト制作のページをご覧ください。
和風・旅館のホームページでのWordPressテーマ選定方法と制作のポイント
まずは、和風のホームページを制作する上でおさえておくべき点や、WordPressテーマを選定するポイントを紹介します。
ポイント1. 写真や動画が超重要
一つ目は、写真や動画が超重要という点です。
当然といえば当然の話ですが、きれいだと思うサイトはどこも写真や動画でサービスをわかりやすく伝えています。
後述するオススメのWordPressテーマを実際に活用しているサイトは、いずれもこの点をしっかりおさえられています。
仮にデザインが整ったWordPressテーマを選んだところで、写真や動画がダサいとホームページ全体の見栄えがよくなりません。
予算に少し余裕があるのであれば(というか極力)、プロの写真家の方に写真や動画を撮ってもらうとよいでしょう。
※周りで写真家がいない場合、ランサーズなどで募集するとよいでしょう。
実際の募集の例:ランサーズ
ポイント2. パフォーマンスも意識すること
ふたつ目のポイントは、パフォーマンスを意識するという点です。
写真や動画を活用しようと思うと、どうしてもパフォーマンスが悪くなってサイトの表示スピードやユーザビリティが悪くなってしまいます。
なので、写真や動画をいろいろ使いたい場合は以下をおさえておきましょう。
- 必要以上に写真や動画を入れすぎない
- WordPressへアップロードする前にサイズを圧縮する
- プラグインを使って、WordPress上でも圧縮する
- width属性やheight属性を使う
サイトパフォーマンスが悪くなると、SEOの検索順位低下やコンバージョン率の低下にもつながるのでしっかりとおさえておきましょう。
ポイント3. 集客の手段を明確にしておくこと
続いてのポイントは、集客の手段を明確にしておくことです。
意外にですが、ホームページを作ればWeb集客できると思っている方が多いです。
もしかしたら、ドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Web集客するには、以下のような手段があります。
- SEO
- MEO
- SNS運用
- SNS広告
- リスティング広告
どの集客手段を使うにしてもホームページの作り方に大きな違いはありませんが、SEOで集客する場合はSEOをしっかり考慮したサイトにしなければなりません。
そのため、ホームページの制作をはじめる前に、どのような手段でWeb集客をしていくのか決めておくことをオススメします。
SEOについては、本サイトでいろいろと解説をしているので、参考にしていただければと思います。
ポイント4. SEO視点で見ると日記はNG
SEOで集客する場合の話ですが、ホームページ上で日記を書くのはやめた方がよいです。
各種サービスや企業のホームページを見ると、以下のような日記を見ることがあります。
- 社員や社長の日常
- 季節の移り変わりに関すること
- 旅館や企業で飼っているペットのこと
上記のような記事は、SEOで見るとマイナスになる可能性があります。
「○○旅館 女将 日常」みたいなキーワードでググる人がいれば話は別ですが、たぶんそんな人はいないかと思います。
なので、SEOをしっかりやっていこうと思うなら、日記はホームページではなくアメブロなどの無料ブログを使うとよいでしょう。
SEOはキーワードありきでコンテンツを考えることが不可欠です。
ポイント5. 運用のしやすさを意識して構築すること
最後のポイントは、運用のしやすさを意識してサイトを構築することです。
今回オススメとして紹介するWordPressテーマのほとんどがTCDテンプレートの一部ですが、TCDをオススメする理由は以下の点からです。
- 初心者でも制作・更新をしやすい機能がついている
- デザインがキレイで訪れた方を魅了する
- SEOの内部対策もしっかりされている
その他、TCDの評判については、WordPressテーマTCDの評判を実際の口コミやエンジニア目線で解説を参考にしてみてください。
とにかくサイトは作って終わりじゃないため、運用のしやすさが大事です。
そのため、最初から運用しやすい機能のテーマを使うと楽にサイトを構築できます。
コーディングしながらサイトを構築する場合も、運用のしやすさを考えて行うようにしましょう。
和風・旅館向けWordPressテーマおすすめ5選【無料は非推奨です】
それでは、ここから和風のホームページにオススメなWordPressテーマを5つ紹介していきます。
先にお伝えしておくと、以下の観点から無料のテーマはオススメしません。
- デザインが質素で、安っぽさが出る
- 情報の変更や更新が大変
デザイナーやエンジニアに制作と運用をお願いするならありですが、初心者の方が制作も運用もするのであれば無料は絶対やめた方がよいです。
今回紹介するテーマは高くても40,000円なので、エンジニアやデザイナーへお願いするよりもかなり安上がりになります。
その前提のもと、一つひとつ見ていきましょう。
ご予算があるなら、WordPressテーマは以下の理由より自作するのがオススメです。
- 自作のWordPressテーマはオリジナルのデザインにできる
- 既存WordPressテーマは使わない機能が含まれる場合もあり、そうなるとムダとなりパフォーマンス悪化の原因にしかならない
- 管理画面が複雑でわかりづらい場合がある(使っていないものも管理画面上に出てしまう)
基本的に40万円~となりますが、自作テーマを使ったサイト制作は僕の方で対応できるので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
TCD KADAN
料金(税込) | ¥22,800 |
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おすすめポイント |
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概要 | KADAN(華壇)は日本らしさをふんだんに盛り込んだTCDのテンプレートです。 デモサイトを見ればわかる通り、和を感じさせるデザインで洗練されており、旅館や神社・日本料理店などのホームページ作成に打ってつけのテーマと言えます。 TCDとしてははじめて公開された和のテーマなので、利用者も多いです。 |
TCD KADANを和風のホームページで活用している例
TCD KADANはいろいろな和風のお店などで使われており、ほんの一部のサイトを紹介すると以下の通りです。
宿彩「湯食笑門」の宿|石廊館
いろりの宿かつら木の郷
京都丹後の宮津 古き良き宿 旅館茶六本館
最上屋旅館
織田信長の安土城址と摠見寺
成田小御門神社
日本料理教室いただきます
TCD HAKU
料金(税込) | ¥29,800 |
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おすすめポイント |
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概要 | TCDテーマのHAKUのコンセプトは、「国境を越える架け橋へ」。 いかにも日本らしい洗練されたデザインで、伝統文化を伝えるのに適したテーマです。 |
TCD HAKUを和風のホームページで活用している例
TCD HAKUも、さまざまなホームページで使われており、一例は以下の通りです。
藍染とはた織りkei工房
有田焼 窯元伊兵衛
地酒・日本酒・肉・肴 「四谷駅前しんみち通り」 よいよい
細川丈夫仏壇店 日の丸屋
魂と心のお茶室
TCD MIKADO
料金(税込) | ¥33,800 |
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おすすめポイント |
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概要 | MIKADOは、世界最高レベルの美しさを追求したテーマです。 主に神社・仏閣、伝統工芸など上品なデザインに仕上げたい場合に向いています。 |
TCD MIKADOを和風のホームページで活用している例
TCD MIKADOは、温泉や和風の飲食店などさまざまな場面で活用されています。
京のおおぞら
kura 倉 cafe
TCD Switch
料金(税込) | ¥24,800 |
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おすすめポイント |
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概要 | Switchは、店舗ビジネス向けに作られたテーマです。 ファーストビューの文章が縦書きに対応しているので、旅館や温泉などの和風サイトで活用されています。 |
TCD Switchを和風サイトで活用している例
TCD Switchも以下のようなスクール・塾のサイトで活用されています。
南熱海 潮騒の宿 ふじま
山梨県で温泉をお探しなら天然掛け流しラドン温泉・湯~とぴあへ
コナステイ伊豆長岡
Lightning Pro JPNStyle
料金(税込) | ¥10,700 Lightning Proと同時購入の場合の合計 |
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おすすめポイント |
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概要 | Lightningは無料で使えるテーマですが、機能追加されたLightning ProにJPNSTYLEのスキンを合わせることで和風デザインのサイトを作れます。 Lightning Proにすることでさまざまな機能を使えて、WordPress初心者の方でも簡単に和風のサイトを作れます。 |
Lightning JPNSTYLEを和風サイトで活用している例
Lightning JPNSTYLEが和風サイトで活用されている例としては以下の通りです。
(一社)日本浪曲協会
やげん堀 七味唐辛子本舗
劇団俳優座
まとめ
今回は、和風サイトにオススメのWordPressテーマを紹介してきました。
おさらいすると、オススメのテーマは以下の5つです。
大事なことは、パソコンでのデザインだけでなくスマホでのデザインも確認すること。
そして、機能面でも希望のサイトが作れるようになっているか確認することをオススメします。
最初の方にも書いた通り、ホームページは作って終わりじゃないので、集客を見据えてユーザー目線で喜ばれるものを作っていきましょう。
ご予算があるなら、WordPressテーマは以下の理由より自作するのがオススメです。
- 自作のWordPressテーマはオリジナルのデザインにできる
- 既存WordPressテーマは使わない機能が含まれる場合もあり、そうなるとムダとなりパフォーマンス悪化の原因にしかならない
- 管理画面が複雑でわかりづらい場合がある(使っていないものも管理画面上に出てしまう)
基本的に40万円~となりますが、自作テーマを使ったサイト制作は僕の方で対応できるので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。