Redmineとは?プロジェクト管理に最適なツールの紹介
本記事のテーマ
  • Redmineとは何か?
  • Redmineを使う際に知っておくと良いこと

Redmineというソフトウェアをご存知でしょうか?簡単に言うとタスク管理や情報共有をするためのオープンソースのソフトウェアなのですが、プロジェクトを促進する上で役に立つツールになります。本記事では、仕事でRedmineのシステムを運用管理している経験から、Redmineとはなんなのか?や基本的な機能などを紹介していきます。

僕の感覚にはなりますが、これからRedmineを使うこと迷っている方向けにどんな方が使うのをおすすめなのかも紹介していきますので参考にして頂ければと思います。

Redmineとは?

Redmineとは先述したとおり、タスク管理や情報共有をするためのオープンソースのソフトウェアです。
システム開発などを行う時、複数のプロジェクトが走り多数のタスクが発生し、携わる人も数人規模から数十人・数百人規模に及ぶこともあります。そういった時に各プロジェクトでどのタスクを誰が担当し、どのような優先順位でいつまでに対応していくかを管理していく必要が出てきます。

小規模なら管理はそれほど苦ではないですが、規模が大きくなればなるほど大変になり複雑になっていきます。そういう時に役立つのがRedmineです。プロジェクトの各タスクの進捗状況や各メンバーのタスク、スケジュール等を管理することができます。Wikiの情報共有機能も備わっているので、議事録やコーディング規約などのルールを記録して情報共有することも可能です。

Redmineで備わっている機能とは?

それではRedmineには具体的にどのような機能が機能が備わっているでしょうか? Redmineはプラグインで機能追加することもできますが、基本的には下記のような機能が備わっています。

Redmineのタスク管理とは?

Redmineでメインとなる機能ですが、タスクとそれらの進捗状況をチケットで管理していきます。プロジェクトで実施すべき業務を小さなタスクとして、「チケット」として登録して管理していきます。

1件のタスクに対し1つのチケットを作成するのが一般的です。チケットには、ステータス・優先度・担当者・開始日・期限・進捗率・予定工数・作業時間などを管理することができまして、必要に応じて項目を追加することもできます。

担当者は自分に割り振られているチケットを確認することで自分のタスクの進捗状況などを確認することができますし、プロジェクト管理者もひと目で自分のプロジェクトの状況を見ることができます。

Redmineの活動とは?

活動画面では、Redmineに記録されているチケットの登録や更新などのプロジェクトの動きを時系列に表示してくれるので、いつ誰が何をしたのかを知ることができます。 プロジェクト全体で直近に何をしたのか?を把握したい時に役立ちます。

Redmineの作業時間とは?

作業時間画面では、各タスクの実際に費やした実績の作業時間を入力・確認することができます。
フィルタ機能もついているので、どのタスクにどれくらいの時間を費やしているかや特定の人がどれくらいの作業時間を費やしているかなどを確認することが可能です。

Redmineのガントチャートとは?

ガントチャートは、作業の計画や進捗状況を視覚的に把握することができます。 いつ開始していつ終了予定で、現在の進捗は◯%という情報も出てくるのでわかりやすいですね。

Redmineのカレンダーとは?

カレンダーでは、チケットの開始日や期限日を視覚的に把握することができます。今週中に〇〇が期限を迎え、来週は△△が期限を迎えるなどを把握したい時に便利です。

Redmineのニュースとは?

ニュースはプロジェクトメンバーへの伝達事項などを掲載できます。

Redmineの文書とは?

文書はプロジェクト内で共有スべきファイルなどを掲載する機能です。議事録や仕様書などを登録することもできるので関係者が使いやすいように使っていきましょう。

RedmineのWikiとは?

Wikiはプロジェクトのコーディング規約やルールなど情報掲載用のページを手軽に追加・更新できる機能です。メンバー内で共有したい情報を掲載しましょう。
文書とWikiは使い分けがわかりづらいところがあるので、しっかりプロジェクト毎に使い方を定めた上で使っていくのが良いです。

Redmineをタスク管理で使用するメリットとは?

通常タスク管理をする時、Excelやスプレッドシートを使用してタスク管理をするのが一般的かと思います。

プロジェクトやタスクの数・関わる人の人数が少なければ管理するのもそれほど大変ではないですが、これがプロジェクトやタスクの数・関わる人の人数が増えれば増えるほど大変になってきます。

一度表やグラフを作った後にタスクを追加したり、担当者を追加したりするのは面倒ですよね?かつファイルで管理していると誰かが更新している時に更新できなかったり、ファイルのバージョンを分けてたりすると誤ったファイルを更新してしまったりするなど管理が容易にできません。

Redmineはサーバ上のデータベースでデータを管理するので複数人でアクセスしても問題できませんし、プロジェクトやタスク・人員追加も容易にできます。タスク管理するならおすすめしたい機能が備わっているのがRedmineですね。

Redmineの導入をおすすめしたいプロジェクトとは?

ここまででRedmineの概要はなんとなくつかめたのではないかと思います。僕は元々Redmineを使ったことがなかったですが、仕事が変わったのを期に使うようになりました。使いやすいと思う部分が多いですが、運用面は工夫が必要なところもあるのでここではRedmineの導入をおすすめしたいプロジェクトを挙げておきます。

まず複数(10個以上)のタスクでプロジェクトが成り立っている場合です。タスクが少なく済むのであれば新たにRedmineを導入するよりはExcelなどで管理した方が管理しやすいです。

そしてプロジェクトに関わる人が10人を超える場合、もしくは関わる人が複数拠点に跨っているケースです。一つの拠点でプロジェクトの規模が10人未満であればプロジェクト内でしっかりコミュニケーションを取っていればExcelなどで管理はできるでしょう。

以上のようにタスクが10個を越えプロジェクトに関わる人が10人を超える場合にRedmineの導入を検討することをおすすめします。

最後に

Redmineとはなんなのかについてここまで紹介していきましたが、イメージは湧いたでしょうか?使ってみないとわからないという方はWindowsであれば下記を参考に簡単にRedmineをインストールすることが可能なので使ってみてください。

仕事で使ってる身としても、個人的な見解としてもRedmineは使いやすいので一度は導入を検討されてみてはいかがでしょうか?